【焼減率】をみてみよう!!

おうちで米粉パンを作ってみて

「あれ?レッスンよりもべちゃっとしてるかも?」

そんな風に思ったことないですか??

そんな風に感じる方もいるかもしれませんが、

その理由のひとつ「パンの焼減率
についてこぱんの先生メンバーで検証会をしてみました!

こんな経験ないですか?

生徒さんから

「ちゃんと焼けてるはずなのに、なんか生焼けみたいなんですよね・・・」

「焼いた時は膨らんでたのに、冷めるとしぼんでしまいました・・・」

そんな質問をいただくことがあります。

みなさんはそんな経験ないですか??

「焼き上がったパンの底を見て、焼き色がついてたらOK」

ちゃんと焼けているのかどうかを見極める方法の一つとして

パンの裏側の色を見るという見極め方法があります。

私もそうお伝えしてきましたが

同じように焼き色がついてても、実は火の通り方に違いが出たりするんですね。

これまで、焼き時間や温度を決めるときは、「感覚」を元に

何度か焼いてみて「美味しい」って思えたらそれでOKだったのですが、

これを数値で見てみよう!!

ということでこぱんファミリーの先生方と勉強会を開催してのです。

「焼減率を計ってみよう」


【焼減率の計算式】
焼成前の生地重量-焼成後のパンの重量÷焼成前の生地重量 ×100

①焼成前の生地量
これはレシピの分量ではなく、1次発酵後に実際の生地を計ります。

②焼成後のパンの重量
 これは焼きたてすぐのパンを計ります。
 

 冷ましてる間にも水分が少しずつ抜けていって正確な焼減率が計れないからです。
 今回の検証はまるパン4つだったので、
 計りに小さなお皿を乗せておいて、そこに乗せて計りました。

 ちなみに写真のように、並べて冷ました後のパンを
 もう一度測ったら2gくらい減ってました

実際に計ってみました!!

今回は焼き時間や温度を変えてみて
いろんなパターンの焼減率を試してみました。

いつものレシピ通りのものは
生地は220gでした。焼きたてすぐのパンの重さは188gでした。

計算してみると
220g-188g=33g
33g÷220g=0.15

15%でした♩


食べてみた感想



「aのパンが1番美味しいね!!」
「bは皮が硬いですね」
「cは、これだけ食べたら美味しいけど、比べたら違いますね」

etc

なんとレシピ通りのパンが高評価でした!!

焼き時間の見直しも兼ねての検証だったので
実はこっちのが美味しいみたいな発見も期待してましたが


新たな発見はなく、まるパンはいつものパンが最高に美味しい!

というのを再確認しました。(イエイ)

今回検証会に参加してくださったメンバーから

「もし家で焼いたパンが、cのパンみたいな場合、
 この検証を経験してなかったら、仕込み水が多かったのかな?
 って、仕込み水を調整しようとしてたかもしれない」

という感想も出ました。

よりみなさんの好みに近づける

そんな引き出しが増えましたね!

こんな細かいこと、普段は意識してやりませんが

この「焼減率」が感覚で分かるようになると
より理想のパン焼きが出来るようになると思います♩